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北斗(GNSS)

GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称です。

その中でも、今後の中国の国際的な影響力に大きな影響を与えると考えられるのが、中国独自の衛星測位システム「BeiDou」です。
BeiDou(北斗)とは、北を示す北極星のことです。
国際展開を考慮したのか、北斗衛星測位システム(BeiDou Navigation Satellite System)には同時に「COMPASS(コンパス)」という英語名も付けられています。
測位精度は10mですが、政府機関や軍隊が利用する暗号化した高精度の信号も送信しているそうです。
また、他の衛星測位システムにない特徴として、衛星経由でユーザー同士がショートメッセージを送る通信機能を持っています。
第2世代BeiDouは、中国本土で先行してサービス提供を行うよう整備が進められました。
2009年から衛星打ち上げが始まり、2012年末までに静止衛星5機に対地同期軌道の衛星5機、2万1500kmの円軌道に4機を打ち上げて試験サービスを開始しました。
2013年と14年は打ち上げを行いませんでしたが、2015年に入ると性能を向上させた第3世代衛星の打ち上げを開始し、2016年3月までに5機を打ち上げました。
2016年3月現在、軌道上では第2世代と第3世代を合わせて19機のBeiDou衛星が運用されています。
予定では2020年に35機すべての衛星を稼働させて、全世界的なサービスを開始することになっています。


北斗(GNSS)



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