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C#でジオコーディング





C#でジオコーディング


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C#でジオコーディング

C#でジオコーディング


ジオコーディングとは?


ジオコーディングは、住所や地名などのテキスト情報を地理座標(緯度・経度)に変換する技術です。これにより、住所情報をデジタルマップにプロットしたり、特定の位置をプログラムで処理したりすることが可能になります。ジオコーディングは地図サービスやナビゲーションアプリなど、さまざまな分野で利用されており、位置情報に基づいた分析やアプリケーション開発に欠かせない技術です。


ここで使用している検索エンジンの紹介


この記事では、日本の無料ジオコーディングAPI「Geocoding.jp」を使用しています。このAPIは、指定した住所から緯度と経度を取得し、簡単に位置情報を活用できるようにしてくれます。APIはシンプルな構造で、以下のようにリクエストを行います。


https://www.geocoding.jp/api/

例えば、「東京都千代田区」を指定すると、その緯度と経度をXML形式で返してくれます。このAPIは無料で使えるため、位置情報を扱う初学者や開発者にとって非常に便利です。


スクリプトの解説


次に、C#でこのAPIを利用して住所から緯度と経度を取得するスクリプトを紹介します。このスクリプトは、ユーザーが入力した住所をAPIに送信し、返ってきたXMLデータを解析して緯度と経度を抽出します。


using System;
using System.IO;
using System.Linq;
using System.Net;
using System.Xml.Linq;

namespace AttributeView
{
internal class AddressConverter
{
public static string ConvertAddressToLatLong(string wAddr)
{
// Geocoding.jp APIのURLを構築
string url = "http://www.geocoding.jp/api/?q=" + wAddr.Trim();
string geoCodeResult = "0,0"; // 失敗時のデフォルト値

try
{
HttpWebRequest request = WebRequest.Create(url) as HttpWebRequest;

using (WebResponse response = request.GetResponse())
{
using (Stream stream = response.GetResponseStream())
{
using (StreamReader reader = new StreamReader(stream))
{
string xmlStr = reader.ReadToEnd();
XDocument xmlDoc = XDocument.Parse(xmlStr);
XElement coordinateElement = xmlDoc.Descendants("coordinate").FirstOrDefault();

if (coordinateElement != null)
{
string lat = coordinateElement.Element("lat")?.Value;
string lng = coordinateElement.Element("lng")?.Value;
if (!string.IsNullOrEmpty(lat) && !string.IsNullOrEmpty(lng))
{
geoCodeResult = lat + "," + lng;
}
}
}
}
}
}
catch (Exception ex)
{
Console.WriteLine("An error occurred: " + ex.Message);
}

if (geoCodeResult == "0,0")
{
Console.WriteLine("緯度と経度の取得に失敗しました。");
}

return geoCodeResult;
}

static void Main(string[] args)
{
Console.Write("住所を入力してください: ");
string address = Console.ReadLine();
string result = ConvertAddressToLatLong(address);
Console.WriteLine($"緯度と経度: {result}");
}
}
}

このスクリプトのポイントは以下の通りです:



  • リクエスト送信: HttpWebRequestWebResponseを使用して、指定した住所に対してAPIリクエストを送信します。

  • XML解析: XDocumentを使用して、APIから返されるXMLデータを解析し、coordinate要素から緯度と経度を取得します。

  • エラーハンドリング: 例外処理を使って、エラーが発生した場合にメッセージを表示し、エラー対応を簡単にしています。


ユーザーは住所を入力するだけで、緯度と経度が簡単に取得できる便利なツールとなっています。


まとめ


C#を使ってジオコーディングを行うことで、住所情報を手軽に緯度・経度に変換でき、さまざまな位置情報関連のアプリケーション開発が可能になります。無料のAPIであるGeocoding.jpを使うことで、初学者でも簡単に実装できるため、C#を学び始めたばかりの方にもおすすめです。ぜひ、このスクリプトを参考に、位置情報を活用したプロジェクトに挑戦してみてください。


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