地形図と登記所地図を使った山間土地形状の表示(PMtiles)
国土地理院の地形図、法務省登記所備付地図(14条地図)、そして標高タイルを組み合わせることで、
山間部における土地の形状を視覚的に把握できます。
地形図の利用例とメリット
地形図は、地形の詳細な情報を視覚化するために重要です。特に山間地域では、土地の傾斜や起伏を
確認することで、土地利用計画や建設プロジェクトに役立ちます。
- 傾斜地の調査
- 災害リスクの評価(例: 土砂崩れの可能性)
- 農業や林業の計画立案
サンプル表示
以下は、山間地形の表示サンプルです。筆をヒットすると属性が表示されます。
PMTilesとは
PMTilesは、タイル化された地理空間データを単一ファイルとしてサーバーレスで配信可能な形式です。
特に以下の利点があります。
- データ配信の高速化: 必要なタイルだけを効率的に読み込めます。
- 単一ファイル管理: 大量のタイルデータを一つのファイルに統合可能。
- サーバーレス配信: HTTPのみでデータを簡単に配信可能。
法務省登記所備付地図のPMTiles
法務省登記所備付地図のPMTilesデータは、
法務省地図XMLアダプトプロジェクトが提供しています。
このプロジェクトは、法務省が令和6年4月15日に公開した登記所備付地図の電子データを、
より使いやすい形式に変換して配信しています。
この地図は、土地所有権や境界の確認を容易にし、地形データと組み合わせることで、
より詳細な土地情報を提供します。
標高タイルとは
標高タイルは、タイル状に分割された標高データを指します。
データ形式は、カンマ区切りのテキスト形式とPNG形式の2種類があります。
- テキスト形式: 標高値がカンマ区切りで格納されています。
- PNG形式: ピクセルのRGB値から標高値が算出されます。
今回は、変換が不要でそのまま利用可能なMapzen提供の標高タイルを使用しています。
標高タイルは次のような用途に活用できます。
- 3D地図の作成
- 山岳地域の高度分析
- 観光資源の可視化
実際の利用シナリオ
例えば、登山道の開発や災害対応計画において、法務省地図と標高タイルを組み合わせることで、
より正確な情報を基にした意思決定が可能となります。
まとめ
地形図、登記所備付地図、そして標高タイルを活用することで、山間部における土地の詳細な形状や
権利情報を効率的に把握できます。この技術は、土地利用計画や災害対応の強力なツールとなるでしょう。
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